2020年10月

ブロードウェイより多い予算をぶち込んで世界戦を戦う!~西野亮廣サロンの過去記事!

図解師★ウルフです!

僕も入会している西野亮廣さんのオンラインサロン「西野亮廣エンタメ研究所」の過去記事を紹介しています。(音声でも紹介しています!)

 

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西野亮廣エンタメ研究所の過去記事紹介!~2020年10月16日

(以下西野亮廣さんの記事の引用です)

こんにちは。
ジョギングで現場入りすることが多いので、入り口の検温で毎度ヒヤヒヤしているキングコング西野です。
すみません。
朝から映画『えんとつ町のプペル』の音楽打ち合わせが入っちゃって、抜け出すことができず、今日の投稿が遅れちゃいました💦
ただ、完全にイイ音楽ができたので、超絶お楽しみに!
さて。
今日は『【戦うべき場所】と【戦うべきではない場所】を冷静に見極めて、確実に世界を獲る』というテーマでお話ししたいと思います。
※僕は「エンタメ」を軸に話しますが、これは全ての職業に共通して存在するテーマだと思います。
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▼ 戦うべきではない場所では絶対に戦わない
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僕はとてもワガママなので、ニーズを調べて、そこに向けて作品を作るようなマネはしません。
まず、「自分が作りたくて作りたくてたまらないもの(の核となる部分)」を、どこにも忖度せずに作ります。
その後、出来あがった作品を世間に届ける為に、あれやこれやとマーケティングを挟みますが、そもそもその作品が『戦うべきではない場所』に該当していた場合は、作品ごとボツにします。
衝動に従って「グルメ」をテーマにした物語を書きあげたところで、西野亮廣が語る「グルメ」の共感性は低いし、西野亮廣周辺には「グルメ」を二次展開、三次展開できる土壌が整っていないので、「僕が届けるべき作品ではない」と判断し、おもくそ捨てます。
#だったら最初から書くなよ
#欲しい人がいたらあげます
世界を獲ることを考えた時に、一番やっちゃいけないのが「相手の土俵で戦う」だと思います。
この「相手の土俵」を因数分解すると、いくつかの項目に分けることができて、そのうちの一に「共感」があると思っています。
要するに、「グルメ」に関しては、僕の発信よりも、グルメに関する物語を背負っている人の発信の方が共感を生む(世間の感情移入率は高い)ので、「相手の土俵」だということです。
一方で、「挑戦をして、町中から嫌われた物語」は、(少なくとも日本だと)僕の土俵だと思います。
感情移入の本質は「共感」です。
したがって、世界を獲る場合は、人種の比率から逆算した方がいいのかなぁと思っています。
たとえば、2014年のアメリカだと、白人が62.2%、黒人が12.4%、ヒスパニック系が17.4%、アジア系が5.2%のアジア系だそうです。
アジア系が5.2%しかいない土地に、アジア人同士の恋愛ドラマをブチ込むのは、(勝ち目はゼロじゃないけど)シンプルに分が悪い。
ギリシャで作られたギリシャ人の恋愛ドラマが日本に入ってこないように(日本人がギリシア人の恋愛ドラマを求めていないように)、恋愛観(キュンキュンポイント)は国によって様々なので、「マジョリティーじゃない人種の恋愛ドラマ」は鬼門です。
アジア人が共感をもてるテーマとして「貧困」があるかもしれませんが、日本の貧困は、そこそこ裕福なので(生活保護もあるし)、ネタとしてはあまり強くない。
「日本の貧しい主人公」は、(スラム街がある海外からすると)いまいち共感を生みにくい。
ザッと挙げましたが、世界戦となった時は、このあたりは『戦うべきではない場所』なのかなぁと思っております。
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▼ ならば、どこで戦うか?
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世界戦となると、日本人が仕掛ける「恋愛」は分が悪いのかなぁとは思いますが、一方で、「親子愛」の価値観に関しては、意外と万国共通で、人種の壁どころか、動物間の壁をもブチ破ります。
「『ライオンキング』に感動する」みたいなノリです。
白人や黒人は肌の色を追い風にすることができますが、(マジョリティーすぎる)黄色人種はなかなか難しいと思っていて、いっそのこと肌の色を隠しちゃって、半径5メートル以内の共感よりも、いっそのこと「ファンタジー」に振った方が、生き残り戦略としては正しいのかなぁと思っています。
漫画やアニメ、シルク・ドゥ・ソレイユのように「何人か分からない」をベースに、エンタメを仕掛ける。
僕の中では今のところ「肌を露出しない×親子愛」あたりが、日本人の僕が『戦うべき場所』なのかなぁと思っていて、先日、蜷川実花さんに監督をお願いしたMVがまさにそれでした。
#今作っているアニメーションも
これまで日本のクリエイティブは「予算が少ないからアイデア勝負するしかない」という状態
で、持ち前の技術を使いきることがなかなかできませんでした。
もちろん、それは今も続いているのですが、(僕らがしかける)こと「舞台(ミュージカル)」に関しては、予算面でも少しずつ戦えるようになってきて、本気を出せばブロードウェイ相手であろうと、マウントをとれると思います。
#映画の予算はまだまだ無理
先日のMV撮影では、「予算のこと、一旦忘れて、全力を出しきってください」と実花さんに発注し、その結果、あの現場にいた多くの人が「これ、世界で勝てるじゃん」と思いました。
#実際クオリティー面でボロ勝ちしてました
#圧倒的だったな
《メモ》
【予算】
・ハリウッドには負ける
・本気を出せばブロードウェイには勝てる
【共感】
・恋愛は難しい
・親子愛はアリ
・日本人がやるなら「恋愛<親子愛」
・肌の色は追い風にならない
【表現】
・言語勝負は分が悪い
・ビジュアル勝負なら勝ち目はある
・ダンスも勝ち目がある
【アジア】
・そもそも「共感」の地域ではない
・「神秘」「ファンタジー」の地域
……このあたりをキチンと整理して、【戦うべき場所】と【戦うべきではない場所】を見極めれば、世界戦はそこまで難しくはないと思います。
(※国内の「共感」はまた別ね)
アメリカの勝利は『アメリカの戦うべき場所』をファッション(イケてる)にしたところで、その誘いには乗らず、(キンコン西野が「ひな段」の誘いに乗らなかったように)『僕が勝てる場所』で確実に勝ちます。
この整理作業は、全てのサービスに共通する宿題だと思うので、是非、見直してみてください。
そんなこんなで、今日から映画館で『えんとつ町のプペル』の本予告が流れております。
熱狂的に作り、冷酷に戦略を練り、ブッちぎります。
現場からは以上でーす。
【追伸】
サロン記事の感想を呟かれる際は、文章の最後に『salon.jp/nishino』を付けて《本垢》で呟いていただけると、西野がネコのようになつく場合があります。
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